ABOUT US
妊娠中から出産後は、お母さんの心と身体が大きく変化して、不安定になりやすい時期です。
癒えていない身体で24時間体制の育児が始まります。
授乳がうまくいかない。
赤ちゃんが思っていたより泣いてしまう。
寝てくれない。
思い通りにいかないことばかりで、戸惑っているお母さんも多いのではないでしょうか。
シュシュは母子の健康を守る専門家である「助産師」が、ご自宅におうかがいします。
確かな知識や技術で、妊娠中、産後のお母さんやお父さん、その家族に寄り添います。
誰にも相談できずに周囲から孤立し、大きな不安をひとり抱えたまま、育児に追われるお母さんが増えています。
お母さんが癒されて初めて、育児の喜びや楽しさを実感できます。
赤ちゃんが笑顔になるには、まずお母さんが笑顔になることが大切です。
ちょっと悩んだら、「シュシュに相談してみよう」。
最初に頼ってもらえる、身近な存在になれたらと思っています。
ひとりで悩むお母さんと繋がれますように!
看護師・助産師
竹下 妙枝
たけした たえ
はじめまして、助産師の竹下 妙枝(たけした たえ)です。
お母さんと赤ちゃんが大好き!
助産師の仕事が大好き!
そんな想いで、このたび訪問型の助産院を多治見市で開業しました。
24時間、昼夜問わずの育児に日々奮闘しているお母さん達。
妊娠・出産・子育ては楽しく、嬉しさや喜びもある反面、不安や悩みもつきものです。そんなお母さんの不安や不調が少しでも和らぐように、母親・女性目線、そして助産師としてお手伝いできたらと思っています。
実は、私自身、産後を甘くみていました。当時も助産師をしていたので、「新生児のお世話の仕方はわかるし、自分が頑張ればなんとかなる」と思っていました。
夫と二人でやっていくことに何の不安もありませんでした。
実際は退院の日になっても思うように身体が動かず、まるで重病人です。ボロボロの身体で始まる育児は想像以上に辛いものでした。
それに、出産前は仕事を辞めたくなくて、産休を返上し、産まれるギリギリまで働いていました。
出産後、急に社会から取り残されてしまうような、寂しさと不安がありました。
息子はこの上なくかわいくて愛しくて、幸せでした。それでも二人きりで過ごす毎日は、孤独で寂しかったことを覚えています。
そんな私の経験から、当時の私と同じような不安を抱えたお母さん達が、世の中にはたくさんいるのではないかと思いました。
赤ちゃんと一緒の生活で、思うように外出できなかったり、慣れない育児に戸惑い悩む方がいると思います。
当時の私のように、孤独感を感じて、孤立してしまうお母さんもいると思います。
私が地域の助産師になろうと思ったのはそんなお母さんに寄り添いたいから。
産後のお母さんたちは身体を回復させるために、しっかり養生することが大切です。
ホルモンバランスが激変して、心も大きく揺れ動く時期でもあります。
ご家族はもちろん、地域社会全体でお母さんと赤ちゃんを守り支えていく必要があります。
私の残りの人生、不安や孤独を感じるお母さんに、寄り添い支える助産師でありたいと考えています。
助産師としてのスタートは「三菱名古屋病院(現 重工記念病院)」でした。
大地のように心の広い婦長のもと、妊婦さんが自由な姿勢で分娩するアクティブバースを取り入れました。
産後は母児同室で母乳育児を勧めるなど、お母さんや赤ちゃんの為に良いと思うことを、仲間の助産師と一緒に思い切り実現することができました。
先生や婦長、親友の助産師の助けを借りて、二人の息子の出産も経験しました。
夫と二人、フリースタイルで、身体の声を聞きながら自宅分娩さながらの自由なお産をさせて頂きました。
その時の感動は別次元のもので、長男の誕生日が来るたび、「○年前のこの日が、お母さんの人生最良の日!」と話してきました。
これはきっと死ぬまで変わらない気持ちだと思います。
ちなみに次男の出産は、激痛30分の超スピード出産。感動というより唖然、呆然でした。
その後、多治見に転居し、「西川レディースクリニック」で勤務しました。
こちらはお母さんにとことん寄り添う母乳育児が特徴の、「赤ちゃんに優しい病院」の認定を受けている産院です。
西川先生と奥様をはじめとし、スタッフ全員がお母さんと赤ちゃんに惜しみなく愛情を注ぐ、あたたかい場所でした。
先生がいると、大きな安心感がありました。今では滅多に経験しない逆子のお産でも、最後はするーっと、何事もなかったように産まれてくる。まさに神業でした。
その後、ハイリスクの妊娠や出産を学ぶため「県立多治見病院」へ。
様々な合併症をもつ方や、入院治療が必要な多くのお母さんに出会い、多くのことを学びました。
2021年までは「みわレディースクリニック」で勤務しました。
こちらでお母さんの身体に優しい生理的なお産「ガスケアプローチ」に出会いました。
ここでは「ガスケアプローチ」と、お産の全てを前向きに捉えることができる「ソフロロジー」を取り入れています。医療体制もしっかり整えた中で、医療介入は最低限必要なものだけ。お母さんの好む姿勢を、助産師がより安楽なものに整えて、呼吸を合わせる。
お母さんの産む力と赤ちゃんの産まれようとする力を最大限引き出していく、これまでの集大成のお産をすることができました。
そして現在、「お母さんと赤ちゃんのための相談室ーシュシュー」を開業しました。
30年間の助産師生活、それぞれの場所で、素晴らしい先輩や同じ志を持つ仲間と出会うことができました。お母さん達との温かい交流もありました。
人と環境に恵まれ、「助産師の仕事が大好き」という気持ちを、持ち続けることができました。
出産するお母さん達のおかげで、私は助産師でいられます。
助産師でありながら、自身の経験から産後の辛い時期も知っています。
だからこそ、今後は産後のお母さん達の辛い時期に寄り添う助産師でありたいと考えています。